北海道[十勝川温泉]
ホリデーインホテル十勝川
河東郡音更町十勝川温泉南16丁目2    
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原生花園編


 湿原に咲く花は必見の可憐さです
 【長節湖】(ちょうぶし・こ)
長節湖
長節湖
 十勝川の河口部に最も近い場所に位置する海跡湖が長節湖。長節はアイヌ語のチ・オ・プシ・イ(ci-o-pus-i=自ら・川尻・はじける・ところ)に由来。
 豊頃町大津市街から南西約5kmにある周囲約5kmの塩湖で、太平洋と狭い原始砂丘で隔てられています。湖の水位が高くなると、自然に沼尻が破れるのでその名があります。
 湖周辺の植物群は、北海道の天然記念物に指定されており、春から初秋にかけてハナマス、エゾカンゾウ、ムシャリンドウ、センダイハギなどの美しい花が咲き競います。
 干潟にはタンチョウも姿を見せることがあり、湖周辺に発達した湿原には、潮の干満で誕生した蛇行する潮汐水路が残されています。

 原始砂丘の上から沼を一望にできます
 【湧洞沼】(ゆうどう・ぬま)
 長節湖から約10km南西に位置する湧洞沼は、十勝海岸湖沼群の中で最も大きい沼です。
 湧洞は、アイヌ語のユー・トー(yu-to=温泉・沼)に由来。幕末の探検家・松浦武四郎はその著『東蝦夷日誌』に「此沼に神霊ありて時々温み、また冷になる(トラノ申口)」と記しています。晩成海岸には今も温泉が湧くことから、湧洞沼にも温泉、冷泉が湧く場所があるのでしょう。
 沼の脇にある原始砂丘の上には展望台が造られています。そこからは沼を俯瞰した風景が楽しめる。またその展望台から原始砂丘を尾根沿いに500mほど歩くと、通称「湧洞の丘」と呼ばれるビューポイントがあります。もちろん、看板もありませんから、多分ここかなという感じで訪ねてください。尾根上はエゾカンゾウ咲き誇る原生花園でもあります。
湧洞沼
湧洞沼

 遊歩道で沼の畔に下りられます
 【生花苗沼】(オイカマナイ・トー)
 湧洞沼からさらに南西5kmに位置するのが生花苗沼。オイカマナイは、アイヌ語のオイカ・オマ・イ(oika-oma-i=越る・入る・ところ)に由来。つまり高、波が海岸砂丘を越えて沼に入り込むと、いう地理的な特徴を端的に表しています。kn越える・入る・ところ)に由来。つまり高波が海岸砂丘を越えて沼に入り込むという地理的な特徴を端的に表しています。
 タンチョウ、シジュウカラ、オオワシ、オオハクチョウ、アカゲラなど約160種類の野鳥が訪れることで知られ、沼の西側には野鳥観察施設が設けられています。高台には木製の野鳥観察棟がありますが、「ここから鉄砲を撃たないでください」なんていうブラックジョークのような注意書きが貼ってあります。10月に狩猟解禁となると、マガンを撃ちに地元のハンターがやってくるので要注意です。
 野鳥観察棟から沼畔へと続く遊歩道を歩けば、ヒオウギアヤメ、ハマナス、エゾキスゲ、クロユリが観察できます。また採取はできませんが、大樹町の特産品であるシジミも穫れます。
 野鳥観察施設は道道から脇に入った林道生花沼線沿いにありますが、舗装された林道をそのまま走れば海沿いに晩成海岸・ホロカヤントーに出ることができます。
生花苗沼
生花苗沼

 太古、北海道はゾウの王国でした
 【ナウマンゾウ化石発掘地】
 原生花園と海跡湖、そして海と湖を隔てる原始砂丘が連続する十勝海岸。その海岸のやや内陸を併走するのがナウマン国道だ。ナウマン国道とは、晩成海岸のやや内陸部の農道沿いで、ナウマン象の化石が発見されたことに由来します。
 昭和44年7月26日、農道の側溝堀の作業をしていた2人がつるはしを打ったところカチンと音がしました。注意深く掘り下げると、湯たんぽ状の模様のある楕円形の固まりが出てきました。これがナウマン象の化石発見の瞬間です。
ナウマンゾウ化石発掘地
ナウマンゾウ化石発掘地
 象の化石を含む地層は、地表から約10m下の泥炭層で、その上を火山灰のローム質粘土層、そして厚い砂礫層が覆っていました。ナウマン象はその地層から約10万年前に生きていたと推定されています。
 2年間にわたる発掘の結果、頭骨を除く、四肢骨、寛骨などの骨格の主要部分47点の化石が発掘されましたた。これは全骨格の約8割にあたるもので、ナウマン象の全身骨格の復元が可能となりました。
 発掘地には発掘当時の状態を示すレプリカも造られていますから、立ち寄る価値大です。

絶対におすすめ!
十勝川温泉を起点に十勝海岸一周ドライブ
 十勝海岸は、短い盛夏に地元の人が訪れるくらいで、旅人の姿を見かけることはほとんどありません。
 まったく無名の原生花園ですが、花の種類や原始性では他の原生花園に負けることはありません。むしろ海岸に連続する湖沼群の素晴らしさは十勝ならではのものといえます。
 ドライブはまず、十勝川河口の大津を目指すプランがいいでしょう。
 ホテルの玄関先を右に、道道73号を池田町利別駅前まで走り、そこから道道882号で豊頃に出るのが近道です。あとは国道336号(ナウマン国道)を西に走れば、要所で各沼への表示があります。
 帰路は道の駅忠類から道道15号を北上すれば近道です。詳しくは出発前にフロントで確認してください。
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